「晴れの国」と呼ばれる岡山県、本当に晴れの日が多いのか？徹底調査！！

中国地方に位置する岡山県は「晴れの国おかやま」と呼ばれていますが、それはいつからどのような理由でそのように呼ばれるようになったのでしょうか。
また、本当に晴れの日が多いのでしょうか？徹底的に調べます！

岡山県について

岡山県（おかやまけん）は、日本の中国地方に位置する県で県庁所在地は岡山市です。

岡山県には美しい自然景観や歴史的な名所が数多く存在し、観光客に人気のスポットが多いです。
例えば、岡山市内にある岡山城や後楽園、倉敷市の美観地区などは、その美しさや風景が特筆されています。これらの観光地は晴天時に一層輝き、観光客に素晴らしい体験を提供します。

岡山県は農業が盛んな地域であり、果樹栽培や米作りが盛んです。晴天が農作物の生育にとって好条件であるため、農業生産においても恵まれた環境と言えます。

ももちゃん

今では当たり前のように「晴れの国」と言われている岡山県。

どうしてそのように呼ばれるようになったのかな？

岡山県が「晴れの国おかやま」と呼ばれるようになったのは1989年(平成元年)から。
県庁所在地（岡山市）における快晴日数の多さや降水量１ミリ未満の日数が全国最多であることから、県のキャッチフレーズとしているそうです。（Wikipedia抜粋）

岡山県は瀬戸内海に面しており、周囲を山々に囲まれています。この地理的な条件から、太平洋側の気候と内陸側の気候が融合し、穏やかで温暖な気候が広がっています。
これらのことから、以下のような特長があります。

特に春から秋にかけては晴天率が高く、多くの日が快晴となります。これにより、自然の景色や観光地を楽しむ際にも良い天候に恵まれることが多いです。

岡山県は本当に晴れの日が多く、降水量が少ないのか…？
全国都道府県ランキングで比較してみます！
晴れ日数、快晴日数、日照時間、降水量、雨日数の各ランキングで岡山県の数値と順位を以下の表にまとめました。

※引用元：とどラン　それぞれ1991年から2020年のデータによる平年値を比較している。

表を見てみると、晴れの日や日照時間がダントツ多いわけではなさそうですが、降水量は全国２番目の低さとなっており、雨の日が少ないのは事実のようです。
それでは各ランキングを詳しく確認していきます。

ももちゃん

都道府県別の晴れた日数のランキングだよ！
左の表は晴れ日数で、雲量8.5未満の日数
右の表は快晴日数で、雲量1以下の日数
をそれぞれ計算しているよ。

ももちゃん

次は年間の日照時間のランキングを見てみるよ！
年間日照時間の全国平均は1,915.9時間で、1日あたり日照時間は5.25時間だよ。

マスカットくん

日照時間は全国第15位だね！
晴れの日数と正の相関があるね！

ももちゃん

最後に、雨の日数や降水量のランキングを見てみるよ。
雨日数は、降水量が10mm以上だった日数をカウントしていて、雪も降水量に含まれるので、雨日数には雪の日も含まれているよ。

マスカットくん

・雨日数→ワースト8位
・降水量→ワースト2位
どちらも岡山県は少ないとわかるね！！

岡山県は、最初に「晴れの国」と呼ばれるようになった理由にも記載しましたが、以下３つの気候の特長があります。

検証で見てきたとおり、岡山県のこれらの特長が事実であったことがわかりました。
岡山県は、晴れ日数が多いのは事実ですが日本で一番多いというわけではないようですね。しかし、地理的に雨や雪が降ることが少ないことから、雨が降らない＝晴れている日が多いと余計に感じるのではないでしょうか。

筆者は生まれも育ちも岡山県で、確かに雨が降る日は少ないなと感じます。
岡山県は災害も少なく住みやすい都道府県としても有名なので、「晴れの国おかやま」というキャッチフレーズが今後さらに認知されていってほしいと思います！
観光地も見どころがたくさんあるのでぜひ一度岡山県へ来てみてほしいです。

長くなりましたが最後まで読んでいただき、どうもありがとうございました！